Time Spy

ストーリー

伝統的な木版画と立体視の組み合わせが、時間と人生の関係性について語る。私たちは記憶しつづけることで過去を保管し、欲望によって未来の価値を図る。歴史、現在、未来、永遠について述べるとき、記憶は私たちに嘘をつくことがある。明日も常にやってくるとは限らない。永遠は存在しない。私たちは今この瞬間を生きているだけだからだ。全ては時間の流れのうちに耐えている。 宇宙だけがすべてを決定する力を持ち、私たちは時間の偵察者にすぎない。

監督プロフィール

Sun Xun

1980年、遼寧省の阜新に生まれる。現在は北京在住。2005年に中国美術学院の版画専攻を卒業し、2006年にはアニメーションスタジオ「π」を設立する。近年、印象的な成果を上げている若手アーティストとして注目を浴びている。 2010年「中国現代美術賞(CCAA Best Young Artist)」、「台湾現代美術リンクヤングアート賞」、2011-2012年チヴィテッラ・ラニエーリ視覚芸術フェローシップ、2014年「アート・チャイナ賞(AAC The Young Artist of the Year)」賞、2017年「オレンジカウンティ美術館アートオブダイニング栄誉賞」、2018年「アジア・アーツ・ゲーム・チェンジャー賞」 など数々の賞を獲得する。2012年に彼の木版画アニメーション『Some Actions Which Haven’t Been Defined yet in the Revolution』が、第62回ベルリン国際映画祭短編部門にノミネートされる。2010年のヴェネチア国際映画祭には『21g』がノミネート(中国のアニメーション作品としては初)しており、世界3大映画祭に選出された再度の機会となった。

作品情報

監督: Sun Xun
2016年 / 中国 / 0:09:00