インターナショナルコンペティション2
上映時間とスクリーン情報
11月3日 17:55〜 シアター111月4日 19:50〜 シアター2
Bloeistraat 11
ずっと一緒にいたい親友と、子供時代最後の夏休みを家の周りで過ごしている。夏が進むにつれて、彼らの体は変化し始め関係はギクシャクしたものへと傾いていく。思春期は彼らの絆を断固邪魔するかのようだ。
-
- 監督 : Nienke Deutz
guest
Paper Trail
インク、ホワイト、コラージュを用いて幻覚のようなアニメーションが展開する。イメージは何度も撮影されることで、強烈な勢いで発達する精神をぶち抜くようなアニメーションが出来上がる。
-
- 監督 : Jake Fried
Solar Walk
時空間を超えて行われる、個々人と彼らの創造の旅。あらゆる行動は当の本人だけに意味を持ち、太陽系の視点から見るとなんてことのないものだ。混沌を美しく宇宙的なものとして受け入れることの憂鬱さについての作品。創造への情熱を、アニメーション技術自体のユニークで遊び心のあるテクスチャーから感じとることができる。
-
- 監督 : Réka Bucsi
guest
OOFFEE
アニメーションは、人々の日常生活に存在する力をフォルムとして示したがる。私たちは経済システムのなかの生産者だが、私たちが生み出す経済的利益とは、時間や金の欠如ゆえに必ずしも自分自身で消費することも楽しむこともできないものでもある。あらゆる人々がいわゆる「制度化」によって苦しむ。不能物であることへの内的な恐れや、他の社会の成員のニーズを満たせなくなることへの恐れがある。鎖を壊そうとすれば、社会的な存在としての私たちの未来が脅かされてしまう。だが、こんな状況は囚人と変わらないのではないか。国のシステムの経済的利益のために働き、抵抗もできず、ただ制度化に苦しむだけだからだ。国家は、教育、兵役、自治、遍在する監視を通じて人間の生活に干渉する。規律に乗らない個人を見つけ出すことによって。差異を作り出すことを欠点とみなすことによって、これらの状況はますます強くなっていく。個人の変化というメカニズムが日常的に慣れ親しんだものとして浸透していたとすれば、国家による投獄化など受け入れられたはずがない。国の制度内での人生だけが唯一のシナリオであるならば、閉鎖と分離のメカニズムは多様性を損ない、傷つけていくだろう。
-
- 監督 : Alexandros Vounatsos
guest