ミュージックアニメーションコンペティション
上映時間とスクリーン情報
11月4日 19:50~ シアター111月5日 11:50~ シアター3
Tom Rosenthal “Fenn”
『Fenn』という曲のタイトルは、ロンドン在住のシンガーソングライターTom Rosenthalの2番目の娘の名前からきており、その本人に捧げられた楽曲。映像は歌詞を緩やかに追いながらメタモルフォーゼしていく手描きアニメーション。
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- 監督 : ニヘイサリナ
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Mark Lotterman “Happy”
人間は幸福であるべきだ。エジプトのガチョウでさえ、魅惑的なダンスで呪文を唱えようとする。その優雅で不器用な動きは私たちを魅了する。でも、ダンスを習得することだけが幸せになるための道ではない。ガチョウの3つの群れもそれぞれのグルに従い池を共有するが、自らの個性を表現したいという欲求と、集団行動を重んじようとする衝動との間で引き裂かれる。そのうち池の水位が上昇し始める。気にしないで。彼らは溺れるまで、私たちのために踊り続ける。この作品は、大胆な自己表現を通じて自分自身のアイデンティティを探すことと、集団のなかに溺れてしまうことの両方を同時に描いている。
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- 監督 : Alice Saey
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Hauschka “Constant Growth Fails”
ゴールデングローブ賞にノミネート経験のあるフォルカー・ベルテルマンの楽曲のための、実験的なアニメーションによるミュージックビデオ。
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- 監督 : Daniel Gray
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KATY’S WART by David Roush & Ecce Shnak
変態が双子を苦しめる。双子の1人は手に魔法のこぶがある。これは彼女たちの復讐の物語。
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- 監督 : Simon Wilches Castro, Hollye Bynum
i don’t like the comics you drew
デイヴは自作漫画の最初のページを描き、興奮した様子で友人のレイ・レイに見せる。しかし、レイ・レイはまるで興味を示さない。
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- 監督 : Lei Lei
水曜日のカンパネラ “見ざる聞かざる言わざる”
なんでも知っている幻の子猿を捕まえ、行方不明の妹の居場所を尋ねようと、密輸を企てる二人の男。改札を潜り抜け、渋谷駅から出発し横浜へと下っていく電車。人間に臓器があるように、都市にも臓器がある。物言わぬ臓器が革命を起こし、人間の方が臓器として脈を打つ仕事をさせられたら。
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- 監督 : ぬQ
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Whisper
中国の古い短編小説、蒲松齢の『聊斎志異』の中の一つ「眼球の言葉」をベースにしたアニメーション作品。主人公の男は見ることの誘惑に抵抗することができず、罰として盲目にされる。彼の体から飛び出る眼球がたどる過程は、心の中の欲望に従う過程でもある。この作品では、さまざまな欲望を色々な動物の姿に描き変えることで表現し、水彩や印刷物上へのペインティングなど複数の手法を組み合わせ、それによって観客に問いを投げかける。込み入った様々な種類の欲望に直面したとき、あなたは果たしてどれを選択するのだろうか?
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- 監督 : Lu chen
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Time Spy
伝統的な木版画と立体視の組み合わせが、時間と人生の関係性について語る。私たちは記憶しつづけることで過去を保管し、欲望によって未来の価値を図る。歴史、現在、未来、永遠について述べるとき、記憶は私たちに嘘をつくことがある。明日も常にやってくるとは限らない。永遠は存在しない。私たちは今この瞬間を生きているだけだからだ。全ては時間の流れのうちに耐えている。 宇宙だけがすべてを決定する力を持ち、私たちは時間の偵察者にすぎない。
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- 監督 : Sun Xun
Spring
年寄りのロック歌手カーマンは、春になると自然がいかに息づくかを観察する。彼はエロティシズムの世界への最初の一歩を踏み出す。彼の周りのあらゆるものが、今こそショーを始める時間だとほのめかす。
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- 監督 : Zuzanna Waś
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Reach the Sky
開けた道で、3台の車に乗った3人のクイア友達が、予期せぬ分岐ではなればなれになる。驚くべき旅路のうちに、それぞれマッチョな人魚、フリーダ・カーロ、ファビュラスな友人、そしてクイアの誇りの感覚に遭遇する。本作は、ハートフルでファンタジー、かつ毛糸をたくさん使ったストップモーション作品。
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- 監督 : Daniel Sterlin-Altman
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Introduction to Epilogue
『Introduction to Epilogue』は死に対する畏れを表現する、色鮮やかで寓話的な作品。人生はいつだって生涯ずっと続き、いつだって死によって終わる。そして終わりはいつだって新しい始まりとなる。
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- 監督 : Indra Sproge
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