北海道現代アニメーション総進撃!2018
上映時間とスクリーン情報
11月4日 12:50~ シアター3北海道在住または出身監督による最新アニメーションの特集プログラム。
2014年から毎年開催している本プログラムも、今年は記念すべき5回目を迎えます。花の電話で交信しようとする想いを繊細に描いた『ジョウロの交信』、儚い記憶のような生と死を表現する『had lived』、フィルムの断片が縦横無尽に侵食する『debris』、そして50分に及ぶ「日本」と「死」についての物語を描いた個人制作の野心作『神話少年ミカド』!
若手作品からプロフェッショナルまで、2018年最も注目する北海道アニメーションの祭典をお楽しみください。上映終了後、出品作家をお招きしてのQ&Aを行います。
ジョウロの交信
監督: 塩田茉莉衣
遠くの街へ引っ越す白いジョウロさんが、それを寂しがる友達の黒いジョウロさんの為に用意したのは、離れていてもお話ができる「花の糸電話」でした。友との疎遠や連絡を取り合う大切さをテーマとした作品。
had lived
監督: さとうゆか
これはひとつの死についての作品だ。祖母が亡くなってから見たもの、記憶に残ったもの、残っていないもの、考えたことを描いた。時が経つと記憶も思いも生も死もすべてまざっていく。
debris
監督: 大島慶太郎
映写事故で本編から切り離されたフィルムクズ。千切れたコマは映写できない。しかし、私は、集積したフィルム片から像と共に物理的なダメージを抽出し新たな映画へと再構築した。この作品は、映画や写真の欠片がゴミとして朽ちるのか再び映像表現となり得るかの問題提起である。